実は見ていた、白い巨塔の最終回が本日終わった。
今は亡きうちの祖父も医師だったのだけど、膵臓のがんだった。
末期のころ私は、小学校一年生くらいで記憶がおぼろげなのだけど、祖父はギリギリになるまで母には教えなかったのだと思う。
電話口で母が泣きながら、
「そういう大事なことをなぜすぐ教えてくれないのか、家族ってそういうものではないのか」
と怒っていたのを見た記憶がある。
後々、大人の話を盗み聞いた話だと、祖父は
「医師が自分のがんに気づかなかったなんてはずかしいから黙っていた。」
と言ったらしい。
財前さんも、同じようなことを里見さんにあてた手紙に書いていたけれども、医師としてはそんなに恥ずかしいことなんだろうか。。
私にはやっぱりよくわからない感覚だな。
私も母親と同じく、大切な人がそういう深刻な状況になったら教えて欲しいと思ってしまうもの。